ミスリル - ファイナルファンタジー2 ゲーム内用語の小ネタ
作中での位置付け
ミスリル鉱石と、それによって作られる武具が登場する。
ミスリル鉱石から精錬された金属は「ミスリル銀」と呼ばれる特殊な金属で、加工しやすく強度が高いのが特徴。
フィン王国が帝国に負けた理由の一つとして、ミスリル製武具が無かったためといわれており、物語の上でも重要な位置付けとなっている。
他作品での登場
◎シリーズ全般
FF1から登場している。
シナリオ序盤・中盤から登場する武具の位置付けがほぼ確定する。
性能は価格とのバランスの取れたものとなっている場合が多い。
FF4では、ミスリル鉱山を持つ「ミスリル」という村が登場し、ミスリル製の武具を購入できる。
由来になっている事柄
◎ミスリル(mithril)
J・R・R・トールキンの作品世界中つ国に登場する金属。銀の輝きと鋼をしのぐ強さを持ち、非常に貴重なものとされる。『ホビットの冒険』でトーリン・オーケンシールドからビルボ・バギンズに贈られた「白銀色のはがね」製のくさりかたびらは、実はミスリル製であった。初期の英語版の翻訳である、日本語版『ホビットの冒険』にはこのような記載はないが、後の英語版ではミスリル製であることが付記されている。
『指輪物語』では、“ミスリルの産地はモリアのみ”とされているが、『終わらざりし物語』では、「ヌーメノールでも産した」とされる。
「ミスリル」の名は二つのシンダール語(架空の言語)の単語、「灰色の」を意味する「ミス」(mith)と、「輝き」を意味する「リル」(ril)からなる。クウェンヤ名はミスタリレ(mistarille)。またまことの銀(true-silver)、モリア銀とも呼ばれる。ドワーフもかれらだけの秘密の名前をミスリルにつけていた。
ガンダルフの述べるところでは、ミスリルは「銅のように打ち延ばせ、ガラスのように磨ける。銀のような美しさだが、黒ずみ曇ることがない。ドワーフはこれを鋼より強いが軽く鍛えることが出来た」とされる。
エルフもこれを好み、エレギオンのノルドールは、ミスリルからイシルディン(ithildin、「星月」の意)と呼ばれる物質をつくり、モリアの扉を飾る装飾を描いた。イシルディンを用いて描かれたものは、星の光か月の光の下でしか見ることが出来ない。
また、現在では一部のインターネット利用者や二次創作者の間では魔力を増幅させる力があるとされている。
エルフや魔術師等のキャラクターの武器や装飾品に好んで使用される傾向にある。
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